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古着紹介(ブランド服も)

フレンチビンテージ グランパシャツ編

今回はフレンチビンテージのグランパシャツについて紹介します!



まず、グランパシャツは英語で「grandpa shirts」で、「grandpa」はおじいちゃんという意味です。いつからグランパシャツと呼ばれるようになったかはわかりませんが、おじいちゃん世代が来ていたような昔のシャツということでしょうか笑?実際、グランパシャツは1900年頃から普及した着丈の長いシャツのことを言います。


ヨーロッパの人々は、1930年代にブリーフやトランクスができるまで裾の長いシャツをタックインして股間や尻を守っていたようです。そのため昔のシャツは着丈が長く、現代に至るまで徐々に短くなっていったと考えられます。ちなみに諸説ありますが、座る際に後ろの裾が下敷きになる様に後ろの方が丈が長くなっているグランパシャツが多いです。


また、最近ではあのGUがグランパシャツを販売していましたね。もちろん古着ではなく新しく作られたものですよ。近頃の流行りはビッグシルエットですので、着丈の長いグランパシャツは今の時代にぴったりですね!


それでは、私物を紹介します!

*グランパシャツの年代判別は難しく、あくまでも予測です。


私物1 (1960年代頃)

こちらのグランパシャツはボタン、縫製などから60sくらいのものかと思います。こういうボタンは50,60s以降ですね。


私物2 (1940-50年代頃)

ボタンがガラスボタンの場合は1900-40年代頃のものかと思います。ただ、後から付け替えられている様なものもあるので一概には言えません。あとはフランネルタイプの柄シャツは大体1930年代以降ですかね。ちなみに、マチが付いていると古い!という人もいます。その様な傾向はあるかもしれませんが、個人的には信憑性が低いと思っています。。。


私物3 (1930-40年代頃)

一つ前のグランパシャツと似たディティールですね。こちらの方が後ろのギャザーが細かいので、やや古そうな感じはします。


私物4 (1930年代頃)

ボタンがボーンボタンの場合は大体1930年代以前と考えています。また、ボタンホールのステッチが太いのも大体1930年代以前ですかね。ステッチも細かくて、フランネルタイプのグランパシャツにしてはかなり古い方かと思います。


私物5 (1930-40年代頃)

珍しいフルオープンタイプのグランパシャツです。刺繍タグが付いていて、比較的年代判別は容易ですね。


いかがでしょうか?

フレンチビンテージのアイテムは古いほど生地感や形が良いものが多い印象ですが、グランパシャツに関しては、古いからといって良いとは限りません。私自身、一番生地感と形が良いと思うのは、一番新しい私物1のグランパシャツです。年代にとらわれず、自分のお気に入りを探すと良いかと思います!