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フレンチビンテージの定番! ブラックシャンブレーコート

今回は、フレンチワークの定番、ブラックシャンブレーコートについて紹介します!

 

まず、「ブラックシャンブレー」というのはたて糸に黒糸、よこ糸に白糸を用いた平織の生地のことで、アメリカのビンテージシャツなどによくみられます。ところが実は、フレンチビンテージにおけるブラックシャンブレーコートの生地は平織ではなく、綾織なんです!下の画像と模式図をご覧ください。


平織(アメリカのブラックシャンブレーシャツ)


綾織(フランスのブラックシャンブレーコート)


この違い分かります?笑

アメリカのブラックシャンブレーシャツはちゃんと黒糸と白糸が格子状に組まれているので平織ですが、フランスのブラックシャンブレーコートは斜めのラインが見えるので綾織なんです。


おそらく、本物のブラックシャンブレーと生地が似ていて、ブラックシャンブレーコートと呼ばれるようになったのでしょう。。。


さて、ブラックシャンブレーコートは1940-60年くらいにかけて、主にフランスの芸術家や美術学校の生徒が服を汚さないように着ていたものになります。そのため、アトリエコートと呼ばれることも多いですね。 

また、ブラックシャンブレーコートにはフランス軍国営企業用に製造されたものもあり、それらはかなり高値で取引されています。


ここで私物を紹介します!


私物1

まず、こちらはかなり新しめのもので、60sくらいのものかと思います。


こちらは40s-50sくらいのものかと思います。トップボタンまで締めれるタイプは珍しく、フランス軍国営企業で使用されていたものが多いです。ただこちらはタグから、おそらく民間で使われていたものでしょうねー。


こちらは、vポケでラッカーボタンが用いられているので、40sのものかと思います。

かなり褪色していますが、たて糸の色がまばらに残っていていい雰囲気なので、結構気に入っています。


いかがでしょう?ブラックシャンブレーコートはフレンチブームが来る前から比較的人気だったのであまり値段は高騰しておらず、1万-5万くらいで購入出来ると思います。一度着れば魅力が分かると思うので、是非購入してみてください!