beaufripieのブログ

古着紹介(ブランド服も)

変わり種⁉️ フレンチビンテージ サーバントジャケット

今回は、フレンチビンテージのサーバントジャケットを紹介します!

 

 

サーバントジャケットはホテルマンや使用人といった職種で着用されていたアイテムです。そのためフレンチビンテージの中ではかなりきれい目な方のアイテムになります。

 

形やディティールは似たようなものが多く、着丈が短めで、前見頃と袖・後見頃で異なる生地が使われています。その生地のバリエーションは様々で、前見頃にはウールやコーデュロイなど、袖・後見頃にはモールスキンやコットンツイルなどが用いられることが多いです。ただ、結構よくわからない生地のものが多い気がします、、、

 

それでは、(元)私物を紹介します!

 

私物1(20-30年代くらい)

こちら、前見頃がラベンダー色のウールストライプで、袖が白のコットンで後見頃が薄いラベンダー色のコットンです。ボタンはクラウンボタンで後ろにBelle Jardiniereと書かれていたので、老舗百貨店、ベル・ジャルディニエールのサーバントジャケットの可能性が大です!確かに、なかなか凝った作りしてるなーって思います。状態が悪いのが残念ですけど、、、まあ、味になっていますね!

 

私物2(20-30年代くらい)

こちらは前見頃がなんとベルベットで、袖・後見頃がコットン?のような生地です。全てブラックでかなり着やすい色味ですね。しかも、ベルベットっていうのがまた良くて、かなりきれい目です!ベルベット生地のものはかなりレアかと思います!

 

ところで、私が「(元)私物を紹介します!」と書いていたことにお気づきですか?笑

 

実は、2つとももうすでに手元にはありません。売ってしまったんですよーー。サーバントジャケットって着てみると体に密着するような感じがあってあまり好きじゃなかったんですよね〜笑。

 

あと、ブラックであればまだ着れなくもないですが、サーバントジャケットって赤とか黄とか派手な色が多いんですよ、、、

 

形的にも色味的にもちょっと着づらいアイテムかと思いますねー。ただ、やっぱ魅力は凄くてハマる人にはハマるアイテムだな〜って思ったので、気になる方は是非一度着てみては如何でしょうか?

 

激レア❗️〜30s フレンチビンテージ リネンのハンティングジャケット

なんと、オールリネンのハンティングジャケットをゲットしたので紹介します!

 

 

 

 

写真で見てもオーラが半端ないですよね笑。かなり色むらはありますが、それが逆にいい雰囲気を作っています!脇の下を見ると色が緑色っぽい感じになっていますが、おそらくそれがオリジナルの色で、色落ち、日焼けによって全体が黄色っぽくなったんだと思います。

 

あと動物ボタンが金属製ではないんですよねー。なんていうか、軽くてカートンのような感じです。

 

おそらく、30年代以前のものかと思います。高かったですが、こういうものは一期一会かと思っているので即決しました笑。

 

大切に着たいと思います❗️

フランス軍 M38モーターサイクルジャケット M35の兄弟⁉️

今回はM38モーターサイクルサイクルジャケットについて紹介します!


M38モーターサイクルジャケットはその名の通り、1938年にフランス軍に採用されたモデルで、フランス軍のバイク部隊に用いられていました。つまり、M35モーターサイクルコート•ジャケットの弟さんですね笑。


それでは早速、私物のモーターサイクルジャケットを紹介したいと思います!

これが本当に軍で使われてた物なのか?って思うほど不思議なデザインです笑。めちゃくちゃかっこいいので多くのブランドにサンプリングされる、名作中の名作ですね。


モーターサイクルジャケットは、フランス軍のアイテムによくあるように、前期、後期に分かれていて、前期はさらに1st,2ndに分かれています。写真のモーターサイクルジャケットは1stタイプになります。1stタイプは、ボタンに竹を削って作られたバンブーボタンが用いられ、脇の下のベンチレーションが菊穴仕様になっています。2ndタイプはボタンにウッドボタンが用いられ、ベンチレーションが金具仕様となっています。後期タイプは樹脂ボタンが用いられて、ベンチレーションはないです。


個人的にはバンブーボタンが色味的に合っていると思うので、1stタイプが好きです笑。一番古いというのもあって、相場としても1stタイプが一番高いです、、、まあ、どれも高いですけどねー笑。


このジャケットの難点はどれもこれもサイズが大きいということです、、、一応サイズは1,2,3とあり、3が一番小さいとされていますが、個体によって大きさは様々で大体大きいです笑。


正直、モーターサイクルジャケットは見るだけでも楽しめるので、コレクションとして所持するのも有りかと思いますよ!

フランス軍 M35モーターサイクルジャケット M35モーターサイクルコートと双子⁉️

今回紹介するのは、フランス軍のM35モーターサイクルジャケットです!前回はM35モーターサイクルコートを紹介しましたが、M35モーターサイクルジャケットはその丈の短いジャケットバージョンですね。コートタイプはかなり出回っていますが、ジャケットタイプはあまり出回っておらず、結構レアですよ。


それでは私物を紹介します!

これぞフレンチビンテージ!という形をしていますねー。丸首にAラインシルエットで、フランスのワークジャケットに似ていますよね笑。ポケットの感じもフランス軍らしいです。本当はエポレットが付いていますが、こちらは切られています。ワークジャケットに似てるのはそのせいか?


こちらは、生地がコットンツイルですが、他にもコットンキャンバス、コットンリネンキャンバス、リネンキャンバスなどがあります。球数が少ないのはコットンツイルかと思いますが、やはり一番価値があるのはリネンなんですよねー。なんて言ったって昔のフランスのリネンは素晴らしい!ということですね笑。


M35モーターサイクルジャケットは結構着やすい方かと思うのでオススメですよ!


次回はM35の兄弟、M38モーターサイクルジャケットを紹介します!

フランス軍 モーターサイクルコート M35 

久しぶりの投稿です!

今回紹介するのは大人気、フランス軍のモーターサイクルコートです!


フランス軍のモーターサイクルコートはM35とも呼ばれているのですが、Mはモデルの意味で、数字は採用された年を意味します。つまり、M35は1935年に採用されたモデルということです。かなり古いですね、、、

モーターサイクルコートはフランス軍のバイク部隊のコートとして作られたものです。


フランス軍のモーターサイクルコートには、オールコットン、コットンリネン、オールリネンの生地のものがあります。古くはリネンが用いられていて、徐々にコットンに移行していったと考えてよいかと思います。

ではまず、古いオールリネンタイプを紹介します。

こちら、着てみるとかなり迫力があります。またフランスのリネン特有のプルプル感があり、生地の動きが素晴らしいです。ただ、デッドストックから一回洗濯したのみでまだハリがあるので、洗濯、着用を繰り返していくうちにより良くなっていくと思います!

続いてはコットンタイプを紹介します。

オールリネンタイプとは色が異なるのが分かると思います。個人的にはコットンタイプより、オールリネンタイプの方が好きですが、コットンタイプでも全然かっこいいです!ちなみに、コットンタイプは相場2-3万円くらいで、オールリネンタイプは相場10-15万くらいかと思います。値段を考えるとコットンタイプを選びますかね笑。


以上。次回はモーターサイクルコートの双子、M35モーターサイクルジャケットを紹介します!

フレンチビンテージ 珍品! ブッチャーコート

今回は、フレンチビンテージのブッチャーコートについて紹介したいと思います。


ブッチャーは英語で「butcher」と書き、お肉屋さんのことを指します。つまり、ブッチャーコートはお肉屋さんが着ていたコートになります。フランスは昔から農牧が盛んで、お肉をよく食べる国なのでブッチャー系のアイテムは結構多いです。ブッチャーコートの他にもブッチャースモックとか、ブッチャージャケットとかありますね。


ここで私物のブッチャーコートを紹介します!


私物 (1940年代頃)

正直、古着屋でもあまり見かけることのない珍品だと思います。ブッチャーコートといえば大体これと同じような形をしていて、フードが付いてるのとポケットが貫通式なのが特徴です。


このアイテムの生地はコットンリネンですが、コットン100%のものも結構多い印象です。あと、こちらは可愛らしいタグがついていますが、タグの付いていないものの方が多いかと思います。


あまり知られていないアイテムなので、たまにメルカリで激安で売られていることもあります笑。サイズは様々ありますが、大きい分にはオシャレに着られるかと思いますので、是非試してみてください!


フレンチビンテージ グランパシャツ編

今回はフレンチビンテージのグランパシャツについて紹介します!



まず、グランパシャツは英語で「grandpa shirts」で、「grandpa」はおじいちゃんという意味です。いつからグランパシャツと呼ばれるようになったかはわかりませんが、おじいちゃん世代が来ていたような昔のシャツということでしょうか笑?実際、グランパシャツは1900年頃から普及した着丈の長いシャツのことを言います。


ヨーロッパの人々は、1930年代にブリーフやトランクスができるまで裾の長いシャツをタックインして股間や尻を守っていたようです。そのため昔のシャツは着丈が長く、現代に至るまで徐々に短くなっていったと考えられます。ちなみに諸説ありますが、座る際に後ろの裾が下敷きになる様に後ろの方が丈が長くなっているグランパシャツが多いです。


また、最近ではあのGUがグランパシャツを販売していましたね。もちろん古着ではなく新しく作られたものですよ。近頃の流行りはビッグシルエットですので、着丈の長いグランパシャツは今の時代にぴったりですね!


それでは、私物を紹介します!

*グランパシャツの年代判別は難しく、あくまでも予測です。


私物1 (1960年代頃)

こちらのグランパシャツはボタン、縫製などから60sくらいのものかと思います。こういうボタンは50,60s以降ですね。


私物2 (1940-50年代頃)

ボタンがガラスボタンの場合は1900-40年代頃のものかと思います。ただ、後から付け替えられている様なものもあるので一概には言えません。あとはフランネルタイプの柄シャツは大体1930年代以降ですかね。ちなみに、マチが付いていると古い!という人もいます。その様な傾向はあるかもしれませんが、個人的には信憑性が低いと思っています。。。


私物3 (1930-40年代頃)

一つ前のグランパシャツと似たディティールですね。こちらの方が後ろのギャザーが細かいので、やや古そうな感じはします。


私物4 (1930年代頃)

ボタンがボーンボタンの場合は大体1930年代以前と考えています。また、ボタンホールのステッチが太いのも大体1930年代以前ですかね。ステッチも細かくて、フランネルタイプのグランパシャツにしてはかなり古い方かと思います。


私物5 (1930-40年代頃)

珍しいフルオープンタイプのグランパシャツです。刺繍タグが付いていて、比較的年代判別は容易ですね。


いかがでしょうか?

フレンチビンテージのアイテムは古いほど生地感や形が良いものが多い印象ですが、グランパシャツに関しては、古いからといって良いとは限りません。私自身、一番生地感と形が良いと思うのは、一番新しい私物1のグランパシャツです。年代にとらわれず、自分のお気に入りを探すと良いかと思います!